大学受験当日や願書写真用の服装について悩む受験生は意外と多く、受験が近くなると服装についての相談をよく受けます。
そこで、大学受験の服装について、願書用の写真と入試当日のそれぞれの服装について解説します。
目次
大学受験の服装は?入試当日と願書写真、どんな服装にすればいいの?
大学の願書には、必要事項を記入のほかに、必ずといっていいほど顔写真の貼付が求められます。これは、受験当日に、願書提出者と受験者が一致しているかを確認することを第一目的とした写真です。
ですが、注意したい点として、願書の写真を入学後の学生証の写真として用いる大学も比較的ある点です。
入学時に作成された学生証は、余程のことがない限り、卒業まで使用することになりますので、願書写真が受験でのみ使われるのか、その後の学生証などでも使用されるのか、また、服装などについても指定がないか、まずは志望大学の願書に関する要項を、しっかり確認しておきましょう。
願書の要項に服装の指定がない場合、逆に、どのような服装で写真を準備すればいいかと悩んでしまうことも多いでしょう。
要項に指定がないのであれば、原則として私服でも制服でも問題はありませんが、入学後の学生証として願書写真が使用される可能性を考慮するならば、制服は避けたほうが無難でしょう。
大学を卒業する頃には、外見的にも内面的にも社会人へと近づきます。学生証の顔写真が制服姿だった場合、身分証として提示する際に少し照れくさいような恥ずかしいような気持を抱く可能性も考えられます。その点も踏まえて、服装を選びましょう。
私服で撮影する場合、Tシャツやパーカー、スウェットなどのようなラフすぎるものは避け、シャツやブラウスなどの清潔感のあるきれいめの服装を選ぶようにしましょう。
落ち着いた色味のスーツがある場合は、スーツで問題ありません。
受験当日の服装については、試験が面接か筆記試験かによっても変わってきます。
試験が面接試験の場合は、制服やスーツで臨むのがよいでしょう。
面接は第一印象から始まっています。面接官に好印象を与えるためにも、制服やスーツなどの清潔感のある服装で臨むようにしましょう。
筆記試験の場合であれば、要項に指定がない限りは、基本的には私服でも制服でも問題ありません。自分が一番パフォーマンスを発揮することができると思う服装で受験に臨みましょう。
私服でも制服でも問題ないとはいっても、着用を避けるべき服装がある点は念頭に置いておきましょう。
例えば、デザインとして、ロゴや文字の入っている服です。特に、漢字や英字、数式や化学記号、地図などが入っている場合は、例えそれがデザインとはいっても、カンニング防止の観点から着替え、もしくは脱ぐ(あるいは見えないように上から着る)ことを指示されることがあります。
試験会場の温度にもよりますが、着替えたりあるいは服装での温度調節が困難な状況になってしまったりすることで、パフォーマンスを発揮できない状態になってしまうのは避けたいところです。
私服の場合は、ロゴや文字が入っていないもの、できれば無地のものを選ぶようにしましょう。
受験の時期は1月~3月と真冬の寒い時期ですが、試験会場は暖房が入っているところがほとんどです。受験会場への移動の間はちょうどよいくらいの暖かい服装でも、試験会場では逆に暑くて仕方ないこともあり得ます。出来るだけ、温度調節がしやすいような服装で入試には臨むようにしましょう。
制服・私服ともに、シャツにセーターやカーディガンを重ねるなど、脱ぎ着がしやすい組み合わせで調整できるようにしておきましょう。
マフラー
冬場はマフラーなどをする機会も多いと思いますが、受験の際は大き目のマフラーがあると便利です。
冷たい空気は下へ沈みます。このため、試験会場に暖房が入っていても足が寒いということもよくあります。こんな時は、大き目のマフラーであれば、ひざ掛けとして代用できるので便利です。
コートで代用することも可能ですが、コートの場合、膝から滑り落ちてしまいやすいことが多く、かえって集中できなくなる恐れもあります。
大き目のマフラーがあるようならば受験当日はそれを使うのもよいでしょう。
使い捨てカイロ
寒い日の必需品ともいえる使い捨てカイロですが、貼るカイロと手で持つカイロの2種類があると便利です。
前者は冷えるところに貼る用、後者は指先が冷えたりかじかんだりしたとき用として活用するようにしましょう。
替えの靴下(タイツなど)
受験当日が雨や雪の場合は、替えの靴下やタイツを持って行っておくと便利です。
雨や雪で濡れた靴下やタイツは足先が気持ち悪いですし、また時間とともに冷えてきます。
これまで自分が培ってきた実力を存分に発揮するためにも、万が一のストレスの元の対策は準備しておきましょう。
予備の時計
いつも使っている腕時計だけでは、机に置いていた時計を試験中に落とした時や、運悪く電池が切れたとき、時計が遅れていた時などに困ってしまう場合があります。
試験会場によっては時計がない会場もありますから、予備の時計も念のため、持参しておくようにしましょう。
ヘアゴムやヘアピン
いつもは気にならない前髪や襟足などが、試験の緊張から気になって仕方がないことがあります。そんな時にすぐ留めたり結わいたりすることができるようにヘアゴムやヘアピンを持参しておくようにしましょう。
受験当日や願書写真用の服装について、意外と悩む受験生は多くいます。
特に受験当日、忘れ物があったり、寒さ対策が思うようにできていなかったりと心配事などのストレス要因があると思うように実力を発揮できないことになりかねません。
入試当日の服装や持ち物は、前日のうちにしっかり準備し、当日は落ち着いて行動できるようにしておきましょう。
また願書の写真についても、これからの大学生活で身分証として使うことも想定して、服装を選ぶようにしておきましょう。
それでもどうしても不安だ、あるいはこういう服装でも問題ないか誰かに確認してもらいたいという場合、気兼ねなく講師に相談してみてください。
生徒と同じ目標を目指す私たちだからこそ、受験に関する心配事や悩み、不安など、親身になってアドバイスします。
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